聖書は宗教書ではない
ある時、経営セミナーに参加していた会社社長が、
講師の経営コンサルタントに質問をしました。
「会社経営で成功するには、何を読めばよいでしょうか?
たくさんの本があってどれを読めばよいかわかりません」
その経営コンサルタントはなんと、こう言い切ったのです。
「ビジネスで成功するには聖書一冊あれば、他の本は読まなくてもよいです」
この誤解も恐れぬ発言には私も驚きました。
その経営コンサルタントは、聖書について特別な信仰を持っていたわけではありません。
しかし、これは私も真理だと考えています。
ちなみに、聖書は宗教書だと思われていることが多いようです。
しかし、それは間違いです。
聖書は、宗教書ではありません。
聖書は人生の指南書であり、
普遍的な法則と、私たちの生きる意味と価値について書かれたものです。
神への信頼(信仰)について書かれた書物です。
宗教活動と、神への信頼は、一見似ていますがまったく異なるものです。
むしろ聖書を読めば、宗教が大きな間違いを犯しやすいことや、
宗教活動をすることで成功するわけではないこともよく分かります。
宗教は人を束縛するものですが、聖書は人を自由にするものです。
宗教が聖書の大事な真理を隠してきたのかもしれません。
聖書から宗教のベールをはがした時に真理が光りだします。
じつは、意識するしないにかかわらず、
過去の多くの成功法則は聖書をベース、
もしくは源流にしています。
また、賢人の名言も聖書的な考え方のものが数多くあります。
なぜなら、聖書には人類の多くの悩みや疑問、
願望に対する答えが書いてあるからです。
松島修
――本書「プロローグ」より抜粋
1960年東京生まれ。
1983年法政大学工学部電気工学科卒業後、岩崎通信機(株)入社
1990年岩崎通信機(株)を円満退職し独立、エフピーネット設立
1994年エフピーネット法人化 代表取締役に就任(コンサルティング部門)
エフピーネット株式会社は日本で有数の顧客数を誇る投資助言会社であり、大手一部上場企業へ研修の提供、経営コンサルティング業を行なっている。
使命は、顧客の真の富を拡大すること。
金融危機前の相場のピークを予測し、「全ての投資を止める時」と事前に警告。
東日本大震災の40日前に、大地震が近いことを予測し、具体的な防災対策を提起したメルマガ数万通を発行。
FP(ファイナンシャルプランナー)の最高資格CFP保有。元CFP試験問題作成委員。
ベストセラー作家。「王様マインドと奴隷マインド」(サンマーク出版)アマゾン総合一位(2012年7月)、他全4冊
著書は大学の授業テキスト・国会議員や経営コンサルタントらの愛読書となる。
FP、投資、使命についての第一人者として、「日経新聞」「日経マネー」「GQ」などの執筆・取材やテレビ東京「クロージングベル」「E-morning」などのテレビ出演など、マスコミに数多く取り上げられる。