■言葉には力がある
言葉には力があります。
「真理は人を自由にする」
「人を励まし、たてあげる(成長させる)」
この2つがバランスしないと力を持たないのです。
「真理は人を自由にする」は「真理・誠」であり次のような力があります。
・混乱を取り除く
・正しい道を示す
・間違っていることを認識させる
・間違った方向に向かっているのを矯正する
的外れな人には必須事項です。
但し、「真理は人を自由にする」だけだと、人を裁くことにもなり、
的外れな人は、その的外れを指摘されたことで的外れを加速することもあります。
例えば、勘違いを指摘すると
本人が、それが勘違いだと分かったとしても、
プライドが邪魔して受け入れることができずに
勘違いな方向に加速するのです。
つまり真理に反発するのです。
そこで必要なことは「人を励まし、たてあげる(成長させる)」です。
「人を励まし、たてあげる(成長させる)」は「恵み・愛」です。
但し「人を励まし、たてあげる(成長させる)」だけだと、
・自己中心
・常識外れ
・間違った方向
・ロジックが破綻
・宗教的な方向
・オカルト的な方向
に陥りやすいです。
真理を無視するからです。
例えば、
「人生で一番大切なことは天とともに歩むこと」ですが
「人を励まし、たてあげる(成長させる)」の視点だけしかないと
「人生で一番大切なことは隣人を愛すること」
などと定義をしてしまうことにつながります。
勿論、隣人を愛することは大切なことですが、
それは「天とともに歩むこと」の結果の一つであり
人生で一番大切なことではありません。
その切り口で表現するのであれば
人生で一番大切なことは
「隣人を愛すること」ではなく
「神を愛すること」となります。
真理のあるところには自由がありますが
恵みのない真理は暴力になります。
真理に偏ると、暴力になり
恵みに偏ると、霊的健全性を保てず的外れに陥ります。
ほとんど全ての人は、どちらかに偏っています。
片方が真理をベースに話をして
片方が恵みをベースに話をすると、会話が成り立ちません。
ビジネスは、事実を元に真理ベースで物事を進めていくので
恵みベースに偏った人がビジネスをすると
的外れで嘘付きになってしまいかねません。
実際に、そういうケースは多いのです。
「真理は人を自由にする」
「人を励まし、たてあげる(成長させる)」
この2つをバランスさせることが極めて大切です。
ところで、私はこの2つとは別に次の2つも意識しています。
「格調高く」かつ
「親しみやすく」
これは、文章だけではなく、デザインでも同じです。
相反する概念に思うかもしれませんが、実際には同時に実現可能な概念です。
「格調高く」は「真理は人を自由にする」に相当し
「親しみやすく」は「人を励まし、たてあげる(成長させる)」に相当する
といっても良さそうです。
「格調高く」と「親しみやすく」がないと
品がなく、なれなれしいだけで、力を持ちません。
論文は格調高いかもしれませんが、親しみやすさが欠けてしまうため
読む気になりません。
親しみやすい文章でも、品がない文章は読む気になりません。
人が書く文章には品性が現れます。
次の4つを実現するためには
・真理は人を自由にする
・人を励まし、たてあげる(成長させる)
・格調高く
・親しみやすく
奴隷マインドや奴隷マインド的なものを排除する必要があります。
■奴隷マインド(排除するもの)
自己中心
高慢
自虐・被害妄想
悪い欲(儲けたい・成り上がりたい)悪い感情(怒り・悲しみ)が動機
権威に対する反発
バランスを崩している
的外れ
つまり、王様マインドになることが大切です。
■王様マインド(身に付けるもの)
利他の精神
謙遜
高い健全なセルフイメージ
愛が動機
権威を敬う
バランス感覚がある
的確
蛇足です。
遠くない未来、AIが新聞記事などを書く時代が来るとも言われていますが
今後、AIが書く文章が次の4つを同時に実現できるのか?
「真理は人を自由にする」
「人を励まし、たてあげる(成長させる)」
「格調高く」
「親しみやすく」
実現できたとして、その言葉に力があるのか?
興味深いところです。
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