お金持ちになれば、幸せになれると思って、お金を目的にする人は多いです。
ビジネスでも投資・トレードでも同じです。
お金持ちになると、豪邸や高級車・高価なブランド服などが手に入ります。
これらを手に入れるために、「自分の目標を設定して頑張ろう」という自己啓発プログラムが多いです。
しかし、お金で買えないものがあります。
たとえば、次の３つはお金では買えません。
（1）愛
（2）品性
（3）充実感
実は、この３つは成功するために必要な、大切なものです。
成功、つまり、この世で幸せで豊かな充実した人生を送るために、この3つが必要になります。
しかし、お金を目的にしたり、お金持ちになることを目的にすると、この３つから遠ざかる方向です。
この３つを、よく見ていきます。
（1）愛
愛されているという実感は幸せの原点です。
愛されているという実感がないと幸せを実感することはありません。
真に成功した経営者が感じている天に生かされているという感覚はこれです。
つまり、天に愛されている感覚です。
お金があるから愛されるということはありません。
お金があることで愛されるとしたら、偽りの愛です。
また、人は自分自身が愛されている実感がないと人を真に愛することができません。
（2）品性
品性は豊かさの基本です。
物質的に豊かになるだけでは真の豊かさといえません。
物質的な豊かさだけを求めてきた人は、いつまでも豊かさを実感できません。
いくら稼いでも欠乏感がつきまとったり、お金が奪われるのではないかと恐れを感じるのです。
（3）充実感
充実感とは、次のような言葉に置き換えることができます。
・世の中に良いインパクトを与える
・感謝される
・社会的に意味がある
自己中心的な仕事などでは充実感を持つことができません。
使命、つまり「世の中を良い方向に永続的に変革する」仕事などをすることは充実感を得ます。
「人は他人を幸福にすることで自分も幸せと感じる生き物」だからです。
いくら大きく儲かる仕事であっても、充実感がない仕事は避けるべきです。
なぜならば、充実感がない仕事は、その人がすべき仕事ではないからです。
仕事が使命と無関係であれば、充実感はありません。
充実感がないと次のようなことになります。
・生きている意味を感じない
・むなしい人生
・セルフイメージの低下
・品性の低下
このように愛と品性と充実感は互いに関係があります。
愛されている実感がない人は「充実感がある仕事（使命）」ではなく「儲かる仕事」に手を出す傾向があります。
愛されている実感は、「充実感がある仕事（使命）」を選択し、使命に進んでいきます。
愛を原動力にして、使命に進むと品性を高めていくことにつながります。
愛・品性・充実感というお金で買えない３つは、真に成功するために大切な３つです。
しかし、世の中の成功法則の多くが、この基本から外れて間違ったことを伝えてきました。
不幸なお金持ちがいる一番の理由は、このように間違った成功法則ばかりが教えられてきたからです。
間違いを理解し、本質を理解することが、ビジネスでも、投資・トレードでも成功する第一歩です。
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